介護

介護母の介護を始めて約15年。
その頃、母が75歳。
息子が年長。
娘が年少。
その頃母は肺気腫が発病した頃で、呼吸が苦しくなるので毎日、吸入に連れて行き
不眠症で神経科にもかかっていたので、必ず毎日2ヶ所の病院へ行っていた。
それにプラス月に数回、眼科と皮膚科に行っていたので、月の大半が病院通い。

幼稚園の送迎の時間と重なる時もあって、必死だった。

最初の危機はその1年後くらいで、すぐは気が付かなかったのだけど
何だか言ってることがおかしいな~と段々感じるようになり
脳の検査をしてもらったら、「脳の萎縮が始まっていて、痴呆(今は認知症ですが当時は痴呆と言われてました)の初期です」と言われた。

さぁ~困った!
痴呆の知識なんかほとんど無いし、今のようにパソコンで調べられた訳でもなく
どうしたものかと思い悩み、取りあえず広報に掲載されていた「痴呆の人対象の老人介護施設の見学」というのに申し込んだ。

ところが行きたくても、ボケ気味の母を1人で置いて見学の参加もままならない。

日に日に母の様子はおかしくなるし、1日でも早く何とかしないと、と思いながら
どこへ行きどんな人に相談していいのかも分からず、その時は途方に暮れました。

何とか病弱の姉に1日母の世話を頼み、見学に参加することが出来たものの
すぐ施設に預けるとか、ひどい症状まではいかなかったので
何とか家で見ていました。

だけど、放っておいたら痴呆は進むだろうし、とにかく刺激を与えなきゃとばかりに
考えた挙句、母のアドレス帳に書いてあった、知人友人に電話をかけまくり
「母が少し元気がないので、少しでもいいから顔を見に来てやって下さい」と図々しくお願いした。

何人かの方々が見えて下さり、その甲斐あってか、少しずつ正気に戻り
本当に痴呆の初期だったんだろうかと疑いたくなるくらい回復。


それから15年。
その間、肺炎で入院、喘息で入院、圧迫骨折で寝たきり、喘息発作で1ヶ月付きっ切り、などなど
思い出すと次から次といろんなことを切り抜けてきたものだ。

それがここ数年体調も安定し、病院のお世話になることもなく
私もやっとランチだ、飲み会だと
気軽に出掛けられるようになった。

それが急転。
5月にぎっくり腰でほとんど動けなくなって
それと同時にボケ症状も出てきて。

ボケてると言っても、まともだと思って話していたら、おかしかったり
おかしいと思って話していたら、まともだったりと良くわからない状態。

でも確実に放っておいたら進行する訳で、2年間お休みしていたデイサービスも再開し
とにかく刺激を与えるようにと試行錯誤しています。

最近の一番の朗報は
訪問リハビリという制度を知り
今週から週に2回、来て貰うことになったこと。

制度って自分で積極的に調べないと本当に知ることも出来ないし損しますね。
同じ介護保険料を支払っているのに、不公平は横行してるし
舛添さん、何とかして下さい!


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2008年09月10日 Posted byすずりん at 18:04 │Comments(6)

この記事へのコメント
15年前の当時
やっと子供が幼稚園に入って
自分の時間がもてたのに
その 矢先だったんだよね!
愚痴も言わずに がんばってたねぇ
泣き言を言わないすずりん…
えらいよ!
Posted by ☆メグミン(^^)☆ at 2008年09月10日 20:22
15年ですか。
途方もなく長い年月ですね。
私はそこまで耐えられるかどうか。

ところで10月と日曜日の綾小路(オーナー)は元の会社の同僚です。
つまり、eしずunno社長、てのひらさん、kamenoko堂さん、人材コンサルの杉山社長など同じ時期に働いた仲間です。
とんでもなく個性派ぞろいでしょ(笑)
Posted by エディ タチカワエディ タチカワ at 2008年09月10日 21:34
>メグミン
メグミンだって、ぎっくりで動けなくなった時
泣き言言わなかったじゃん。
お互い何かあってもなかなか泣き言は言えないよね。
でも年と共に弱くなってきたかも(笑)
Posted by すずりんすずりん at 2008年09月10日 22:39
>エディさん
立場も状況も違いますけど、今は介護サービスを上手に利用すれば
何とかなると思いますよ。
とにかく自分の健康、世界を無くさないことですね。

以前にこちらのお店を書いた時も、コメント下さって
その時、オーナーと同僚だったと書いてくれましたね。
カウンターに座ることがないので、オーナーと話す機会がないです。
皆さん本当に個性派で、その当時はさぞ活気のある会社だったと伺えますね。
Posted by すずりんすずりん at 2008年09月10日 22:49
15年は、長いというか、あっという間というか、想像できないというか・・・。

肉屋のうちは、2年だったので、あっという間でしたね。

それでも、肉ジーさんは、その間の睡眠不足などから、高血圧、そして、脳梗塞を発症しました。

介護は、人それぞれ違うように、介護の仕方も違ってくるでしょう。

そんな中、すずりんさんは、自分で模索しながら、やってきたのですから、ただただ尊敬します。

尊敬される為にやってきたわけではないんでしょうが・・・。

これからも、上手い事息抜きしながら、付き合っていってくださいネ!
(^-^)
Posted by オニクヤサンオニクヤサン at 2008年09月11日 00:28
>オニクヤサン
ごめんなさい、順番間違えちゃった。
いつもコメントありがとうございます。
15年と言っても、波があって大波小波いろいろね^^
息抜きは上手だから任せといて~
それよりも仕事を増やしたいのに、母のことを考えると
限られてしまうのが今の悩みなんです~^^
Posted by すずりんすずりん at 2008年09月11日 23:22
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